事件!?
先日の我が家の出来事。
長男が学校から帰ってくるなり「パパからチキン貰った!」と、某コンビニのチキンを持って帰ってきた。
「え?どういうこと?」
「パパと会ったけん。もらった。食べていい?」
習い事時間が切羽詰まってるのもアリ「?」と思いつつも
「早く食べていくよ!!」と急かす私。
「美味しいからママにもあげる。」と一口私に分けてくれる長男。
何か色々と腑に落ちないものの、とにかく習い事へGo!!
そして、子供たちを無事に習い事に送り届けてから夫に電話。
「今日長男の帰り頃近くに居たの?チキン持って帰ってきたけど何で?」と確認すると
「はぁ?何訳分かんない事言ってんの?俺今○○(遠方)だし、今日遅くなると思う、切るよ!」と電話を切られる私・・・・・。
「え?あのチキン何!?」
習い事の帰りの車で尋問。
「パパに電話したらパパ知らないって言ってたよ。チキンどうしたの?」
「あのね、算数の計算しながら帰ってきたら頭が混乱したと。パパじゃなくて友達のママだった。」
ハイ、苦しい言い訳(-_-;)
「友達のママって誰のコト?幼稚園の友達?小学校の友達?」
「分からん忘れた。もういいやろ。」
「よくない!友達のママから貰ったならお礼言わなくちゃだし。」
「だから分からんて。忘れた。」
そんな会話をしながら家に到着。
本腰入れて尋問!
私は誰かをかばってるのかなぁと思って
「お友達がおこずかい持っていた・・・っていう話じゃない?」と聞くと
「違う。友達のママ。」
「やっぱり不自然。お友達が買ってくれたのを嘘ついてる?」
「違うって。友達じゃない!」←本当の事言ってる言い方。
「じゃあ友達のママね。ちょっと、知り合いのママ全員にチキンありがとうってメールするわ。」
「ちょっと待って!!!ママは連絡先知らんけん。絶対!連絡せんで!」
「あのね、知らない人なら学校と警察に連絡する必要がある事なの。その位大変な事なの。これは。」
「だから、ちょっと知ってるかもしれない人・・・」
こんな会話を繰り返し25分(-_-;)
そして私は角度を変えて話をしてみた。
「長男君、貰ってしまったものはしょうがない。でもね、あなたが”○○ちゃんのママ”ってママに説明できない人は”知らない人”と一緒だよ。チキンの人は『長男君』って名前で名前を呼んでた?」
「呼んでた。悪い人じゃないと思う。」
「分かった。そうしたら”ママが知らない人”として話をするよ。もしかしたらその人は学校から”可愛い子がいるな””お家に連れて帰っちゃおうかな”って付いて来てたかもしれないよ。名札の名前見てたかもしれないよ。お家の場所も知られてしまったかもしれない。そうやって世の中には事件に巻き込まれている子供がたくさんいるの。知らない人に連れ去られて、怖い思いをしたり、痛い思いをしたり、そのままお母さんにもお父さんにも会えなくて殺されてしまう子供がたくさんいるの。長男君が自分の身は自分で守る事、そして長男君に何が起こったのかをママが知らないと、長男君の事を守ってあげられないんだよ。」
言いながら、泣けてきて、本当に事件に巻き込まれるかもしれないと怖くなって、説明しながらボロボロ泣いてしまった私。
「長男君が”パパから貰った”って嘘をついたこと。こんなに長く話してる今も本当の事が何も分からなないママは、長男君の事が心配でしょうがないよ。本当の事が何も分からないって守ってあげられないんだよ。」
そういって、泣き続ける私につられて長男も泣き始めた。
「お願いだから、何があったか話して。」
そうすると、ウワーンと長男は泣き始めて
「あのね、ママ・・・」
ここからが私の中で笑いに代わる(;^ω^)
「あのね、ママ・・・あれ公園に落ちてたの拾ってきたの(号泣)」
「え?拾ったの??(食べちゃったじゃないか(-_-;))」
「落ちててね、中見てチキンが入ってて、美味しそうで食べたくて持って帰ってきちゃったの(号泣)」
もう、今までの「犯罪」「事件」の緊張から、一気に「拾い食いかいっ!!」っていう安心感で爆笑しながら長男を抱きしめた。
腕の中で号泣する長男(笑)
怒られると思って”人から貰った”事にしたことを弁解しながら号泣。
・本当のことを話してくれてママは安心した事
・チキンが食べたかったら拾い食いしないでママに食べたいってお願いする事(笑)
・外に落ちてる物や知らない人から貰った食べ物は危険がいっぱいある事
を説明した私。
そして時が過ぎ、お互いに心身ともに平常心を取り戻したころ、長男が爆弾発言!
「ママ~!さっきのチキンね。あれ、本当は昨日から置いてあったと!俺が隠しておいて、誰にも見つかってなかったから持って帰ってきたと!腐ってなかったね!」と満面の笑み!
「はぁ!?昨日の!?(だから食べちゃったじゃないか)長男君、もし腐ってたらお腹が痛くなるのはあと1時間後だよ・・・」と言うと
「じゃあ1時間経ってお腹が痛くなかったら腐ってなかったね!」と(-_-;)
これで二人でお腹壊したらバカだ・・・と落ち込みつつ、二人ともお腹が丈夫だったらしく(笑)
とくに体調崩すことなく今に至ります。
そして、寝入りの時に「ママ、今日はいっぱい嘘ついてごめんなさい」って謝って寝ていった長男。
な、な、何だったんだ(笑)
でも、私はすごく危機感だった。
自分の目の届かないところで、子どもに何が起こっているのか全く分からない
そして、子どもは確実に嘘をついているという確信がある。
会話がとても難しかった・・・。
刑事か私は(-_-;)
食いしん坊長男の奇想天外な行動に振り回された事件でした・・・。
その夜、メッチャ頭痛(知恵熱?)遅くに帰宅した夫のお世話が何もできませんでした。
・・・・・・なんの話!?(笑)
長男が拾い食いした話ですね(泣)