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育児は人それぞれ


すっかり秋ですね~。

暑がりの長男も長袖着始めました。

季節が変わったことを実感します(笑)

さて、秋になると多いのが断乳の相談。

先日も断乳のケアに行ってまいりました。

その方は、お腹に新たな命が宿ったのでどうしましょう?という相談でした。

かかりつけの産婦人科でも「止めた方がいい」「やめなくていい」と意見がバラバラで「どんなもんなんでしょうか??」と質問がありました。

ホルモン動態としては、乳頭刺激はオキシトシンというホルモンが出ますし、そのオキシトシンは子宮を収縮させる役割があるので・・・妊婦さんはお腹が張る可能性がありますね。

少なくとも妊娠経過中に「お腹が張る(切迫気味)」が現れたら、医師より「断乳してください」って言われると思います。

まぁ~その辺は産婦人科医に任せて(?)助産師的目線でお話しします。

さて、授乳中に妊娠すると本当にママ達は迷います(;_;)

つきつけられる妊娠中の『可能性』(おなかの赤ちゃんへの影響)

目の前にいる我が子への『深い思い』(今腕の中に居る子供への影響)

でもこうあって欲しいという『願望』(二人に一番悪影響が無い選択は?)

でももし上手くいかなかったら?という『不安』(どっちかに悪影響があったらどうしよう)

私が過去に出会った方のお話をします。

Aさんは第二子を出産し母乳育児していたけれども、体重増加不良を指摘され、相談にいらした方でした。

話を聞いてみると・・・・第一子に授乳中とのこと。

つまり、母乳はほぼ第一子が飲んでしまっていて、第二子は飲めていなかったという事が分かりました。

状況は理解できたAさん。

第一子を断乳するか、第二子にミルクを与えるか・・・という選択。

これを読んでくださっている皆さんは、どうしますか??

客観的に読んでいる人と、今まさに断乳で悩んでいる人、新生児に授乳をしている人

・・・立場によって考え方が違うと思います。

Aさんは第二子にミルクを与える選択に落ち着きました。

言葉ではもちろん「二人にあげたい」「第二子も母乳で育てたい」などと出てくるのですが、

現実的に第二子は体重増加不良を指摘されている状態です。

Aさんは「私が断乳しなかったから第二子が可哀相な事になってしまった」「でも断乳出来ないです。上の子からおっぱいは取り上げられません」と、泣きながら訴え、結局第一子への母乳続行。

もしかすると「え???その選択!?」って思う方の方が多いかもしれません。

でも、それがAさんの出した結論で育児方法。

「二人に授乳をしてください。でも第二子には必ずミルクを与えてください」

これが、私からの提案と約束。

母乳育児って「ママのこだわり」という側面はどうしてもあります。

Aさんも医師から「授乳はやめてください」と言われていたようですが、やめられず経過していたので”第二子への罪悪感”がとても大きくなっていました。

でも、赤ちゃん的には(極端な事言えば)ミルクでも何でも育ててもらえればオッケー♪

だから、ママが「こだわりたい」うちはこだわっていいと思います。

でも、こだわっている間は”かかりつけの助産師さん”が居ると安心かな。

どんな育児でも、正解も不正解もありません。

それは授乳期を脱してからも一緒。

保育園や幼稚園に成長しても、何かしら悩みが出てきます。

小学校に上がったからと言って、悩みが無くなる訳ではありません。

ママが一生懸命考えて「その子の為に選択した方法」であれば、それがきっと正解です。

赤ちゃん(子供)はママの判断にちゃんとついてきてくれます(^^)/

自信持ってくださいね!!

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