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子どものケガ

毎日寒いですね・・・。

寒いのが苦手な私・・・、早く(春を通り過ぎて)夏が来ないかなぁ~と思う毎日です。

さてさて、今回子どものケガの対処方法についてブログします。

何故、突然ケガなのか(笑)

以前(土曜日)に、おっぱいHELPの問い合わせがありました。

夫に三人の子供を任せて出かけようとした所・・・。

突然長男の泣き声!!

台所に行くと、夫が「長男が指切った!」と、布巾で指を拭いている・・・。

見ると、まぁまぁ深そう・・・。

ボタボタ血が出ている・・・。

リンゴを切ろうとして誤ったんですって。

『えぇぇぇ~!!なんで今!?仕事行くんですけど!!』と、若干イライラしてしまった私。

息子よ、ごめんなさい。

息子は私が医療職であることを理解しているので「いやだぁぁぁぁ~、ママがいい~!!!」と号泣・・・「長男君、ママの知識は全てパパに伝えてあるからパパもちゃんと出来るから!!」と言い聞かせ、仕事に行った私でした。

さて、子供が出血を伴うけがをしたときは、一瞬テンパりますよね!!

何をしていいか分からないというか、どう扱っていいか分からないというか・・・。

もちろんね、素人判断はよくないので、心配なら受診を。

無理せず救急車でもいいかもしれません。

ただ、受診するにしても救急車を呼ぶにしても「そのまま」には出来ませんよね。

慌てることなかれ、絶対に血は止まります!!

手順・・・というより、考え方をお伝えしますね。

とにかく血が出ていたら「止血」に向かうようにしましょう。

よっぽど刃物で意図的に狙って強い力が加わらない限り”動脈”や”太い静脈”は切れません!

①まずは傷口を清潔に!→流水で流しましょう。

②傷口を閉じるように皮膚をつまみます!→餃子の皮を包むみたいに皮膚をギュッとつまみます。つまんだ時に血がジワリと出てくるようなら、もっと強くつまみます。

(もし皮膚が剥けるような傷だったら、皮膚を上に戻してあげましょう)

③つまんだ部位をなるべく心臓より上にしましょう!

④アイスノンや氷で冷やしましょう!

そうすると(結構深くても)30分~1時間で止血する上に、傷の治りが早いです。

①の作業ですが、血が出ているのに水で流すのは勇気が必要かと思います。

でも、勇気をもって流水で流すことで、清潔にすることと、傷の大きさが明らかになります。

そして寒いかもしれませんが「水」です。

皮膚は切れた直後、元に戻ろうとする力が強いです!

(出産の時の会陰など、浅い自然裂傷は指でつまんで少しするとくっつきます)

なので、傷口をギューっとつまんでおいてあげると、ちゃんとくっつこうとする自然治癒力が早くに働きます。

②の作業がこれにあたりますね。

そして『出血』は血管が切れて、そこに血液が流れるから出てくるものなので、切れた血管に血を通さなければいいわけです。

重力の話でやっぱり心臓より高い所に上げるのは有効です。

冷やして毛細血管を収縮させて血液の通りを悪くする事も有効です。

皮膚をギューっとつまむことで、血管がむき出しにならないので、出血しません。

②③④の作業がこれにあたります。

血が出ないくらいギューっとつまむと「こんなに強く押さえて大丈夫なのだろうか」と思うはず。

でも大丈夫!

人が傷口をつまんだ位で、完全に血が流れない状態にはなりません。

ちゃんと傷口の下で血液が流れてます。

冷やしても、ぎゅーっとつまんでも大丈夫です(*^▽^*)

もし、止血できず、病院に受診するにしても上記をするだけで「絆創膏で何とかなる」位までの止血は出来るので、落ち着いて車なりタクシーなり利用できるかと思います。

もし皮がむけるような傷だったら、皮を戻して上から骨に向かって垂直に圧迫して下さい。

止血の際には理想を言えば清潔なガーゼを当てながら圧迫です。

が、ウチにもその装備は有りません(笑)

ティッシュでもいいと思います。

でも、止血の時にティッシュが傷口にくっつくかもしれません。

そうしたら、そのティッシュは無理に剥がさずに、そのままにする。

消毒液をティッシュごとかけて絆創膏に切り替えてください。

かさぶたが出来ると一緒に剥がれます。

そんな感じで、切り傷には「くっつける」が有効です。

大人も子供もなので、覚えておいてください~♪

ちなみに、首から上は血が多く出ます。

口の中(舌や唇)も血が多く出ます。

でも絶対に止まります!

(特別に疾患があるとかでなければ)

慌てずに「最小限の出血にとどめるにはどうするか!」と思ってみてください。

あ、「痛み」についてですが、

確かに傷口は痛いのですが、子供の場合「けがをした衝撃への驚き」と「出血を見ての恐怖」で泣いている事が多いので、止血の時には抱っこしてあげて、(うちはyoutubeですが・泣)気を反られてあげてくださいね。

「痛み」は血液が流れていから”感じる”ものです。

止血作業で「血の流れを少なくしている・遮断している」時はあまり痛くありません。

『あぁ良かった、血が止まってきた!』と絆創膏に切り替えると「ママ!痛い!」と訴えるかもしれません。でも異常じゃないですよ。血が流れても再出血が無いのは応急処置が上手に出来た証拠!

我が家では「ケガしたから痛いのはしょうがないよ。ママが手を放した今が一番痛い時。すぐ直るから大丈夫だよ!」と説明します。

化膿したら・・・などは流水で清潔にすれば大丈夫とされていますが、何でケガをしたのか・・・ですよね。

包丁でも「生肉」を切っているのとお野菜を切っていたのでは違いますし・・・

家の外での傷(公園など)は流水だけでなく消毒液があった方がいいかもしれませんね。

あくまで応急処置の話です。

「そんな事言われても無理~(泣)」であれば、速やかに受診するようにしてください(*´▽`*)

次回はヤケドについて書いてみますね!!

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