生まれてきてくれてありがとう③
先日小学校のPTA主催の講演会。
生まれてきてくれてありがとう。
講師の先生は、日々(俗に言う)不良少年少女たちと日々本気で向き合っている福祉士さん。
一言一言が納得。
今回は「先生が”夕方は子どものケアを!”」と、力を込めておっしゃっていたのでみなさんにお伝えしますね。
不良少年の皆さんは「夕方から」元気に動き出すそうです。
夕方の4~5時「集まれる人~('◇')ゞ」って、SNSが忙しくなる。
「ふぅ~ん・・・何か・・・分かる気がする、そんなイメージ」と聞いていると・・・。
何と私がいつもママさん達にお伝えする「黄昏(たそがれ)泣き」に繋がるではありませんか!!
こりゃびっくり!
まず、先生の話。
色々な事情で「問題行動(非行)」を繰り返す少年少女たち。
何度も何度も面接をして・・・
色々と心に複雑な事情を抱えていることがちょっとずつ分かってくる。
が、「色々な事情」ではあるものの、共通点があるそうです。
それは「夕方からが落ち着かない、ざわざわした感じ」になる。
具体的には
「公園で友達と遊んでいて”帰る時間”が凄く嫌だった。」
「お友達は楽しそうに”また明日ね~”って家に帰るから、お友達がうらやましかった。」
「夜寝るのが嫌。」
そういった事が共通で出てくると。
何で帰りたくないのか・・・何で寝たくないのか・・・。
先生は物理的な事ではないとおっしゃっていました。
「共働きでお母さんが不在」とかそういった事ではないとのこと。
「非行が見られるご家庭でも、見られないご家庭でも、夕方から夜の過ごし方に大差はありませんでした。慌ただしくご飯の準備をしてお風呂に慌ただしく入って・・・子ども達には宿題やら何やら急かして・・・どのご家庭も時間の使い方は変わりませんでした。」と。
違うのは「子どもの心の居場所があるか」
難しいですよねぇ~(-_-;)
心って見えないから。
でも、もう少し掘り下げて・・・。
動物にとって「夜(=寝てる時間)」は、外敵に狙われる危険な時間。
「夕方(=暗くなり始める時間)」は危険な時間の前触れ。
動物たちは夕方から「より安全な場所」を探し、夜に「周りに危険が無いか」最終確認して睡眠に就いていく訳です。
これを子どもに置き換えても筋が通りますよね。
公園(外)からより安全な場所(お家)に帰って、親の元で安心して眠る・・・。
「大人にとって一日の中で一番忙しい時間は、子供にとっては一日で一番ケアが必要な時間」
そっか、赤ちゃんが夕方からグズグズし始めるのはこの為か!!
そして赤ちゃんを脱してもケアが必要なのか・・・と少々ガックリ(笑)
そして、この話を聞いて頭では納得するも
「毎日夕方から子どもにかかりっきり」で家の事をしないのは不可能ですよね。
でも「今日はやたら甘えん坊だなぁ(ワガママだなぁ)」って思ったら思い切って子どもメインにしてもいいかもしれません。
子どもの心が「ざわざわした感じ」の時に、「お母さんがいつもより自分を気にかけてくれる」って思えば、それ以上の安心はないですよね(^^)/
私もよくやります。
子ども達が荒れてて、全然家事が進まない時、家事をあきらめてカップラーメンとか食べさせます。
(先生のお家は納豆ご飯って言ってました( *´艸`))
家事をあきらめた時間で、一緒に遊んだり本を読んだり
(これメインですが)早く寝かせます!
夫には「ごめんねぇ~子どもたちが落ち着かなくて・・・」とカップラーメンは出せませんが、
手抜き感全開の食卓(笑)
その位、子どもにとって、夕方から寝るまではデリケートな時間と思ってあげてください。
子ども達とはその時間、なるべく傍でスキンシップを・・・とのこと。
だから、就寝時も子どもが「一人で寝られる!」って言うまで、添い寝でいいと。
「中学校になっても(心の充電が切れると)時々お母さんと寝たいって言うかもしれません。
その時に”もう中学生でしょ!”じゃなくて、”じゃ、一緒に寝ようか”って言ってあげてください」と。
子どもは夕方からざわざわ落ち着かない動物。
子どもが入眠する時に一緒に居てあげるって大切な事。
そんなお話でした。
夕方 赤ちゃんや子供に何を言っても無駄かもしれませんね。
ひとまずギュッと抱きしめて、子供の心の充電具合をチェック♪
ちなみにウチの息子、心の充電が無い時は私の膝で宿題します。
私は手も口も出さないので私は「椅子」と化します。
もう、すっごい無駄(笑)
この「椅子の時間」でお味噌汁位作れる気がします(汗)
そして「椅子の時間」弟たちは「牛乳のむ~」も
「宿題終わるまで待ちなさい」と理不尽な待機を強いられます(笑)
それでも、長男は私の膝で黙々と宿題をします(笑)
イライラするけど、この話を踏まえれば「充電中」ですね(;^ω^)
毎日必ずやって来る夕方・・・
親にとっても「一日のラストスパート最大忙しい時間」という心構えの時間ですが
子どもにとっても「心がざわざわして安心したい時間」ということです。
今までの生活を変える必要はありません。
でも「子どもにとっては落ち着かない時間なのか」って思ってもらえればいいなぁと思いました。
そう思うと「充電が足りてる日」と「足りてない日」は分かりやすい気がします。
充電がゼロになる前に、ちょっとずつちょっとずつ「充電」してあげれらるといいですね。