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生まれてきてくれて ありがとう①


このタイトルは、先日行われたPTA主催の講演会のタイトル。

こりゃ行かねば!!!

しかも、講師の先生は福岡県警にお勤めの児童福祉士さん。

こりゃ行かねば!!!

とても楽しみにして、しっかりと聴いてきました!

そして、お話は一言一言がすべて胸に突き刺さり、

会場は涙×涙。

≪「無償の愛」という言葉があって、一般的には親から子供へ向けられる言葉ですが、現実は・・・親の愛情は案外有償(条件付き)。

「もっと手のかからない子だったら」「もっと良い子だったら」

「女の子だったら」「男の子だったら」

といった考え方を大人は(案外簡単に)持つ。

でも、子供は「どんなお母さんでもお母さんがいい」

無償の愛という言葉は、子供から親(特に母親)への言葉。

みなさん(出席者)は無償の愛を受け取っています。

そして、お母さんが子供に無償の愛を伝える魔法の言葉は

「生まれてきてくれてありがとう」≫

この内容の直前に「○○できて偉かったね、すごいね」という褒め方は

「じゃあ○○出来なかったら偉くないのか」という発想になって、

子供は褒めてもらっている自覚は無いとの話がありました。

「何もできなくてもあなたの事が大切だ」と伝える言葉が

「生まれてきてくれてありがとう」という言葉という事です。

先生はいわゆる「非行少年」の本人と家族の更生のケアをされています。

乳幼児期と思春期はイコールだとおっしゃっていました。

「イヤイヤ期(乳幼児期)」で大人への信頼が獲得できなかった子たちが

「もっとパワフルなイヤイヤ期」をしている・・・と。

何だか納得した話でした。

イヤイヤ期は自我の芽生え・自己主張。

非行少年は「非行」を通して、自己主張して親に反発している・・・

うん、納得。

だから『お母さんは絶対に自分の事を守ってくれる』

『自分の事をしっかり見ていてくれる』っていう心を育ててあげなくちゃいけないんですね。

そして先生は「お父さんには申し訳ないのですが、子供の心の充電器はお母さんにつながってるんです」とおっしゃっていました(;^ω^)

そこで私は確信した!

乳幼児期の「わがまま」は「わがままな子に育つから!」と変に厳しくせず、

本人が納得するまで付き合ってあげればいいんだろうなぁと。

特にお母さんが。

それを聞いて、頭に浮かんだ子供たちのワガママはいっぱいある。

むしろワガママしかない(´;ω;`)ウゥゥ。

「靴下取ってきて」「トイレ一緒に行って」「もう少しテレビ見たい」

「ご飯じゃなくて素麺食べたい」「ママが片づけて」

「レゴのこれ(パーツ)探して」「まだ帰りたくない。遊びたい。」

「幼稚園に折り紙持っていく!!手裏剣作って!(←時間無い朝に限って)」

「(宿題)間違えた・・。ママ消して。」

「(ふざけてて落とした箸)汚いから洗って。」

「(熱いから)ふ~ふ~して」「ご飯おかわり」「にゅ~にゅ~(牛乳)」これを同時に言われて

簡単に終わる物から手を付けると「俺が先に言ったのに!」っていじける。

もう、ひどい。

書き上げてみると、自分でもびっくるする位ひどい(笑)

しかも、書き上げ足りない(笑)

しかもしかも、長男は乳幼児じゃないし(泣)

「広いお家に引っ越して」ハイ、これは無理。

「ニンテンドースイッチ買って」ハイ、これは買いません。

「ハムスター買って」ハイ、検討します(笑)

無理なものは無理でいいんでしょうが、

先生の話を踏まえて振り返ってみれば、しょうもないワガママは叶えてあげられる気がする。

ただ、今「わがまま」真っ只中に居ると、すごく辛い。

「ママはあなたの召使ではありません!!!」って。

何から何まで、子供の思うがままに、1~100まで叶えてあげられないって思う。

「それでも頑張って欲しい、大変なのは分かるけど、少しでも頑張ってほしい」と

先生はおっしゃっていました。

先生の関わる「思春期のわがまま」は「乳幼児期のわがまま」とは

比べ物にならないんだろうな・・・という事が伝わってきました。

刺激がいっぱいの講演会で、頭の中がパンクしてました。

そして、持ち帰ったメモを見ながら原因のわからない涙が出てきて、実家の母に電話。

たぶん・・・心が一瞬「娘」になったんだろうなぁと思います。

自分が幼い頃の事もたくさん思い出して、

今 自分が「子供を可愛い・愛おしい」と思えることがどんなに幸せな事なのかと思い、

それは母から貰ったものなのだと気が付いたんだと思います。

泣きながら「ちゃんと育ててくれてありがとう」って言ってしまいました。

結婚式でも泣かなかったのに(笑)

何かの事情で「母親が不在の生育状況」もあり得ます。

でも、ちゃんと「子供をサポートする大人」が居れば大丈夫です。

私は助産師なので、どうしても、先生のように「お母さんが」と言い切れないんですよね。

育児はお母さんが一人で抱えるものではないって思うから。

ただ、先生が仕事している世界も現実。

育児方法に正解も不正解もないけど、

でも「子供への無償の愛」が理想だな・・とは思うのでありました。

あと「充電器が備わってないお父さん」についてと「先生がおっしゃっていたココは外さずケアして欲しいという時間帯」についても書きたいなぁというか書かなくちゃって思ってます。

頭の中がまとまるまでしばしお待ちください(^^)/

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