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自分も危なかった!

ココの所 話題になっている5歳児の虐待ニュース。

先日市民プールに長男と次男を連れて行ったとき、次男のちょこまか元気な姿を見て、おば様方が「可愛いわねぇ」と声をかけてくださり、そのまま仲間同士で「5歳の子のねぇ。お母さんがしっかり守ってあげなくちゃだめよねぇ~・・」と井戸端会議になっているのが後ろの方で聞こえました。

そう、お母さんが守ってあげなくちゃダメなんです。

でも、そのお母さんを守ってあげるのは誰???

私はお母さんを守ってあげられる助産師になりたいと思います。

おば様方の井戸端会議は全く自然ですし、普通の世間の意見だと思います。

でも、だからこそ「お母さん」って大変。

一歩間違えるとすごく孤独なんですよね。

先日・・・私も「この延長が虐待なのか」と実感してしまた事があるのでお伝えします。

その日は週末だったけど、幼稚園の行事があって次男だけ登園日。

家事もあるし行事は夫にお願いしていました。

「ママがいい!!」と言われかねないので「きょうはパパと一緒に幼稚園ね~」と朝から洗脳していて「今日はパパと幼稚園!やったー!」となかなか良い感じでした。

が、登園時間直前になって、まるで見せつけるかように、いじわるするかのように、長男が「テレビ見よ~っと!」とわざわざ次男の好きな番組(録画してある)を再生し始めた!!!

「ちょっと!!テレビ朝見たんだから消しなさい!!次男が幼稚園行きくなくなるでしょうが!」と注意すると「次男は帰ってきて見ればいいやろ!」とか反論してきてテレビを消さない!

もちろん次男君は「テレビ見たい!長男ずるい!!」ってなる訳です。

そしたら、追い打ちをかけるように「次男は幼稚園やろ!!」と玄関まで引きずっていって、リビングの扉を閉めて・・・まぁ閉め出し状態。

「開けて~!!ママ~!!!うわーん!!助けてー!!」と次男号泣。

夫に「もうこのまま連れて行って、ごめん!」とお願いするも、

「ママがいい~!!ママ~!!!うわーん!!」と私の足から離れない・・・。

もう、夫が誘拐犯で通報されるんじゃないかっていう状態で登園ですよ(-_-;)

で、夫と次男が居なくなって。。。

私の怒りの矛先は長男へ!

「あんたね、何してんの!?次男が幼稚園行ってからでもテレビ見れたでしょ!?自分のコトしか考えないところ、少し直しなさい!!あんまりお母さんのこと怒らせるんであれば、学校に言うからね。お母さん1人じゃ、あなたのお世話は大変すぎる!自分の行動考えなさい!怒りが収まるまで、あなたの世話しません!反省しなさい!」みたいな感じだったと思うのですが、怒りを全部長男にぶつけて、無視!!

狭い我が家なので、どんなに離れても無視するにも限界ありますが、一番隅っこで子供たちに背を向けて無心にアイロンがけ開始。

すると、背後から長男と三男が勝手にオヤツを食べ始める気配・・・。

お皿をカチャカチャする音やお菓子の袋を開ける音・・・。

そしてコーラを開ける音・・・。牛乳を取り出したり・・・。

長男が「え?三男コーラ飲みたい?ちょっと待って」とか「開けられる?開けちゃろっか?」とか「え?もういらないの?こっちのお菓子がいい??」等、甲斐甲斐しく世話しては「いらん!ふえぇぇん(泣)」と容赦なくわがままを言う三男。

いつもなら「こぼしたら大変」とか「お菓子無限に食べるの阻止!!」とかで「ちょっと待った~!!」と口出しするのですが、もう、その時私の心はこぼすも汚すもどうでもよかった。

コーラでも牛乳でもこぼすだけこぼしたらいい、後で綺麗にしよう。

お菓子も何でも食べたらいいさ、昼ごはん食べられなくなってもいい・・・。

とにかく今は子供たちに関わりたくない・・・と、背中でシャットアウト!!

そして子どもたちは一通り満足にオヤツタイム終了すると、長男君「ちょっと待って!手拭こうね」とお手拭きを取り出す(気配)。「ちょっと待って、口も拭くよ」とどうやら手も口も拭いた。

更にいつもは絶対しない”お皿をシンクまで運ぶ”作業をしている・・・。

「割れる、音が割れそうだ・・・きっとお皿やらコップやらがすごい重なり方してるんだ!」と思いながらも、まだまだ気持ちが乗らずシャットダウン!

「三男君遊ぶよ!こっちおいで!!」と何やら遊び始めた・・・。

もしかしたら、洋服や手がドロドロのまま布団に行ったかも・・・でも、どうでもいい。

小学校一年生は本気出せばかなり1歳児の面倒が見られるんですね。

「あぁ~・・・放っておいても勝手に食べて勝手に遊ぶんだぁ~」なんて思い「楽・・・。現実からシャットアウトしてるって楽・・・、ヤバい、癖になりそう(;O;)」と思ってしまったのです。

アイロンが終わるまでの40分間、思いっきり現実逃避して、現実と直面!

飲み物はこぼれてなかったものの、テーブルと床は大参事(笑)

(よりによって、ベビースターを食べた( ノД`)シクシク…)

お手拭きは絞りが甘く至る所がビッショビショ。

三男は洋服がお菓子と水でデロデロ。

でも、自分が放置した結果なので黙々とお片付けしました(;´∀`)

そして現実逃避が終わったと判断した長男が私に話しかけてきました。

「もう怒ってない?」

「怒ってないけど、自分の行動を考えて欲しいっていう気持ちは変わらない。」

「オレ、次男君帰ってきたら謝るけん。一緒に仲良くするけん。もう怒らんで。」

そうやって、私の現実逃避は終了。

いやね、長男がテレビをつけて次男が泣きながら幼稚園に行った・・・という、こんな些細な事が地雷スイッチだったりするんですよ。

ただ、私はその時ちょっと悩み事があって上手く夫に伝えられないストレスを抱えていたんです。

そのストレスが無ければ、あんなに現実逃避しなかったと思います。

だから、虐待は「してた人が悪い」んですが、でもそれだけじゃないと思います。

何かしらのストレス+何かのきっかけ=虐待

これって、誰にでもアルアルなんじゃないかなぁと思います。

お母さんっていう肩書は、世間から求められるものが大きい気がします。

そしてお母さん自身も「ちゃんとお母さんしてあげたい」とハードルを高くしがちです。

でもね、その「お母さん」を大きく包んであげられる「だれか」は絶対必要です。

「お母さん」が安心して弱音を吐ける助産師でありたい。

「お母さん」が安心して愚痴を言える助産師でありたい。

その「だれか」になれればいいなぁと思います(*^▽^*)

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